鉄道近くの地盤改良工事
鉄道近くの建築
振動、騒音が気になるところです。
振動で重要なのは建物の工法はもちろんですがそれ以上に地盤の良し悪しが重要です。
地盤が弱ければ、振動は伝わりやすく、良好地盤ならあまり揺れたりしません。
この場所は鉄道の東側は古くからの街並みのある場所で鉄道の西は海岸まで埋め立てられた場所で鉄道がその境界線のような場所になっています。
地盤調査に基づいて改良工事を施工しました。
あまり気づかないかもしれませんが、鉄道はできるだけ水平に設計され道路のようなアップダウンはありません。
従って地盤の高い場所は、地盤を削って建設し、低い場所では盛土をします。
一般的には削って建設されるような場所の地盤は固く良好なことが多く盛土や高架になっている場所は弱い地盤となります。
(但し、立体化のための高架は別ですが)
刈谷附近のJR東海道線では野田新町駅から西に進むと盛土上に線路が敷かれ、猿渡川付近は弱い地盤と思われ刈谷駅付近ではほぼ平坦になりますが、更に西に進むと逆に周囲の地盤のほうが高く逢妻駅あたりでは削って造られていて良好地盤と思われます。
名古屋付近では笠寺、熱田までは平坦ですが
名古屋台地を横切る金山駅あたりは、周囲の地盤が高く鉄道は低い位置に敷かれ地盤は良好そうですが、堀川を越すと逆に盛土と高架になって名古屋に至ります。
名古屋駅付近は地盤はちょっと?かもしれません。