瓦葺きは涼しい?/輻射熱を遮熱できる金属サイディング
連日厳しい暑さが続きますがお変わりございませんか?
昨日(7/24)も名古屋では最高気温34.3℃と相変わらずの暑さでしたが、そんな真夏の昼下がりのひなたでちょっと実験してみました。
外気温は、34.1℃
左から金属サイディング、窯業系サイディング、瓦でいずれも黒っぽい色のものを並べ、表と裏の表面温度を測定しました。
使った温度計は新型コロナでも活躍した放射温度計!
上段がおもて面、下段がうら面温度で結果は意外!
でした。
涼しいと思った瓦の裏面は、熱かった。
窯業系サイディングと瓦のうら面はほぼ同じでした。
一方、熱いはずの金属サイディング
おもて面は瓦や窯業系とそれほど違いませんがうら面は圧倒的に涼しい結果となりました。
その理由は、金属板ガルバニウム鋼板の遮熱効果と考えられます。
ガルバニウムはメッキ材に遮熱効果の高いアルミを含んでいて赤外線を反射しているためだと思います。
輻射熱を遮熱できているとすれば、うら面だけでなくその中の壁などの温度上昇も抑制できていると思われます。
逆に遮熱効果のない瓦や窯業系サイディングの場合遮熱ルーフィングや遮熱シートとの併用がお勧めです。