9/24・25平屋の家見学会みどころ その3/断熱の質が違う完全外断熱
この家の断熱性能UA値は0.32㎠/㎡
でも同じUA値でも断熱工法の違いでその効果に大きな違いがあることはご存知でしょうか?
完全外断熱の家は、家中の温度差が少ないばかりか温度変化が小さくなります。
例えば、冬なら夜就寝時に暖房を止めても朝までそれほど温度は下がりません。
逆に夏は冷房を止めてもすぐに暑くはなりません。
グラフは、冬期(12/18~1/17)にお客様(刈谷市)のお宅での室内、室外温度観測データーです。
一山が1日ですが、室外(赤)の温度は、0~25℃の間で大きく変動しています。
一方室内(黄色)は、通常夜間暖房は止められるようですが朝までそれほど下がることなく18℃~23°で安定しているのがわかります。
これは、外断熱工法の特性で建物全体の持つ大きな熱容量を最大限活かし温度変化の起きにくい室内環境にできるのです。
一般的な充填断熱工法では
断熱材は外壁の壁体内に詰め込み、天井面や床面で断熱していて、建物全体からみると小屋裏、床下は断熱の外になり、外壁も柱、梁、桁などの部分は熱橋となるなど熱容量はあまり大きくありませんので
たとえ同じUA値でも工法の違いで熱容量は3倍近く変わってしまいます。
熱容量比較 充填断熱<外断熱
熱容量の大きい外断熱はエネルギーを蓄えることで温度変化が小さく、省エネルギーな暮らしに貢献できます。