夏型結露/住まいを腐らす元凶
温暖化で夏の水蒸気圧(湿気)の上昇が顕著な
ことは以前から指摘してきたことですが
この夏の猛暑もあってか大手メーカーでも
「夏型結露」や「露点温度の上昇」
を取り上げた記事が目立つようになりました。
「結露」と聞くと、みなさん冬の結露を
イメージされるのではないでしょうか
でも外気に含まれる水蒸気は冬より夏のほうが
圧倒的に多いわけですから、条件さえ整えば
夏のほうが結露しやすいと言えます
そして近年の温暖化でその条件が整いやすく
なってきているのです。
その条件とは
①外気の温度上昇と水蒸気圧の上昇で
露点温度が高くなっていること
②体温を超すような暑さで健康維持のため
エアコンの利用頻度が高くなり生活空間の
温度が露点温度を作りやすく
なっていること
外気の水蒸気が増え、露点温度が上がった
ことと生活空間の快適温度が結露を発生
させる原因で、結果、
木材腐朽菌、シロアリ、カビなどが繁殖
しやすく、
建物の耐久性や暮らす人の健康にも
大きな影響を及ぼしています