蓄電池はお得か?/太陽光あっての蓄電池
家庭用蓄電池
市町村によって補助金があるということもあってお客様からのお問合せも増えています。
結論から申しますとかけた費用の元をとることは難しそうです。
でも設置する意義はあると思います。
意義とは
- 非常用(停電時、電力ひっぱく時)
- 環境への負荷を低減(CO2削減、温暖化防止)
例えばこの猛暑下、停電でエアコンが動かなくなったらゾッとしませんか!
そこに蓄電池があれば安心できます。
停電もしのげますが、よく考えるとこうした非常時には電力会社からの電気が止まるわけですから、値段の安い深夜電力から蓄電するわけにはいきません。
つまり、蓄電池は太陽光発電あってのことになります。
話を蓄電池では元がとれないところに戻しますが、
オール電化住宅にお住いのK様(4人家族)宅で
年間電力消費量は 7,604kwh
5.5kwの太陽光発電設備を付けていますが
この時の年間買電料金は 130,140円でした。
仮にこの買い電力の80%を蓄電で賄えたとして、そのメリットは金額にして
130,140×0.8=104,112円
蓄電設備のイニシャルコストを200万円とすると補助金分を差引いても元をとるには15~20年を要することになります。
しかも、この間蓄電池が故障なく、劣化もなく、効率よく使えてという前提です。
でも、再生可能エネルギーである太陽光発電のエネルギーを有効利用できることはカーボンニュートラルの暮らしには大きく貢献でき、世界全体がお得ともいえます。