花曇り/季節の交差点
日本列島は各地から花の便りが届きますが
この季節「花曇り」などと言われるように爽快な青空とはあまり縁がないようです。
四季のある中緯度の日本列島の天気は、東西の変化と南北の変化が交差していて春や秋はちょうど二つの変化が交差するため変化が早く安定しません。
「春一番」、「花曇り」の次は「菜種梅雨」といった具合ですね。
桜も西日本から東日本は曇り空が多く、北日本の名所では「弘前城」など青空をバックにしているものが目立ちます。
また、中間の季節は風向も西から東の偏西風の影響が大きいため乾燥した大陸からの微粒子の影響もあってよけいに空気が霞むようです。