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自然風による通風の限界/この夏の水蒸気圧

この夏、
「床がジメジメする(一般住宅)」
「畳にカビが生えた(一般住宅)」
「玄関ホール床がびしょびしょ(会館)」

といった声をしばしば耳にしました。

気候変動の影響からか2019年ぐらいから外気の夏の水蒸気圧が目立って高くなっています。

極め付きは今年の8月14日!
この日名古屋の水蒸気圧は終日30hpa以上、相対湿度95%以上を観測
夜間はかなりの時間帯で100%を記録していました。

いにしえより日本の住宅は、風通しの良いことが暮らしの基本でしたが、それは室内より外気のほうが良い空気であることが前提です。

しかし、水蒸気圧30hpa以上、湿度95%以上という外気は、わずかでも外気温より低い状態を作ると結露を発生させることになり涼しく暮らすには除湿しなければならないことを意味しています。

この夏の水蒸気圧は、(外気のほうが良い空気という)前提が成り立たない環境といえます。
従って昔から言われる「風通しの良い家」は、必ずしも暮らしやすい家ではなくなってきているのです。

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