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家を腐らす水蒸気対策Ⅱ/壁体内結露について

住まいの大敵壁体内結露について

温暖化の影響からか近年夏の水蒸気圧(湿気)は、過去にないほど異常レベルを観測するようになりました。

夏の雨天時水蒸気圧は、30hpaを上回り

露店温度25℃を超すような環境が常態化!

露店温度25℃とは熱帯夜の温度で結露が発生するということを意味します。

家の中でも温度の低く外気を取り込む床下空間や外壁の透湿シートから水蒸気を取り込む壁体では室内を快適な温度に空調することで結露をおこしやすくなります。

図は一般的な充填断熱工法の外壁断面です。

室内は、エアコンで除湿され快適、ドライですが断熱材が充填された壁体内は、通気もなく

外部から透湿シートを透過した水蒸気が流入!

壁体内の冷やされた室内側(斜線部)で露店温度になりやすい状態になります。

写真は外壁外面に施工された防水・透湿シート

雨を防ぎ、主に冬季壁体内の湿気を外に排気する役割ですが

外気に水蒸気圧の高い夏季には外気から壁体内に水蒸気を取り込んでしまうことになります。

一方アイディールの家の完全外断熱工法では

上図のように水蒸気圧の高い外気は、

壁体の外皮の気密シート(赤色部分)でシャットアウト!

壁体内はカラッポで換気システムの通気が通じる構造になっています

断熱ゾーンも外皮にあるため壁体内は、

常に快適な室内と温度・湿度差のない

ドライな環境に保持されています。

これによって、構造木材は乾燥状態に保持され

文化財と同様に長持ちできます。

 

余談:夏の湿気に無防備な充填断熱の家が多くなった要因は、昭和40~50年代の住宅事情は、冬の寒さ対策を最優先させたあまりことによります。日本に比べより寒冷で先進的といわれた北米やヨーロッパなどの2×4、2×6といった充填断熱工法をそのまま取り入れたことによります。もともと欧米仕様の住宅では冬の結露対策はされていますが、夏湿気のない気候で夏の結露には無防備な構造になってしまっています。気体である水蒸気は圧力差を一定にする性質があります。冬、外気と室内の水蒸気圧は、外は乾燥して水蒸気圧は低く、水蒸気の発生する室内の水蒸気圧のほうが高くなります。そこで壁体の室内側で防湿し、壁に水蒸気の侵入を防ぎ、壁の外側には透湿シートと通気層で水蒸気を排出することで理にかなった造りといえますが、夏は外気の水蒸気圧が高く(近年は異常に高く)この造りでは外気の水蒸気を壁体内に取り込んでしまうことになり、経年で木材を腐食させたり、カビやシロアリの温床と化してしまうことになります。木材に防腐や防蟻処理などが必須なのは湿気対策が無防備であることの証ともいえます。

 

 

 

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