床下も然り/家を腐らせる夏の水蒸気(湿気)
夏の水蒸気侵入は壁だけではありません
床下も同様!
日本家屋は従来から床下通気を重視して
床下には換気口を設けていました。最近では
換気口の開口が基礎強度のウィークポイント
になるため、基礎コンクリートと土台の間に
スリット状の通気用基礎パッキンが用いられ
るようになりました。
基礎パッキンを使うことで基礎の切り欠きを
無くすことができ、耐震強度を保つには大きな
意義がありますが、夏の水蒸気対策という
観点では大きな弱点が残ってしまっています
近年の夏の水蒸気圧は30hpaを超すレベルが
日常的で、露店温度が25℃を超すほどに
なっていて、この外気が床下に流入しやすい
構造になってしまっています。
温度の低い床下などは常時高湿度で結露も
起きやすく、必然的に木材腐朽菌やカビ、
シロアリなどの温床と化してしまうわけです
-2026-05-11-150732-300x247.jpg)
古来よりの日本家屋は夏の湿気対策として
床下は束で高床にして通気重視の建築でした
今ではコンクリート布基礎で囲って寒さ対策と
耐震強度は向上しましたが、通気に課題が
残りました。そこに建物の冷房化と温暖化の
影響で露点温度の上昇が重なり、床下環境の
改善は急務といえます。
-2026-05-11-150732-300x243.jpg)
もう一つの湿気対策は茶筒や桐タンスにみられる
密封空間を作ることです。
完全外断熱工法の床下は、高い機密性能で
外気から密封された空間です。そしてその
空間は室内トイレや浴室同様の換気システム
の中に組み込まれて、24時間換気され
構造木材も通気の良好な環境に置かれています
そうした裏付けもあって構造木材は
防腐、防蟻などの薬剤無添加の健康仕様でも
腐食することなく長持ちします。