雨漏り?or結露?/結露のない外断熱・超気密性能
7月13日、趣味のバレーボールの試合で、
豊田市のスカイホールを訪れた友人によると「雨漏りに注意してください」と館内放送していたそうで、実際コートに時々水滴が落ちて、その都度ふき取っていたそうです。
事件現場は4面あるコートのうちの一番北側のコートとのこと(ブルー枠)天候はさぞかし荒れた豪雨と思いきや
この日の降水量は、ゼロ!日中は概ね「晴」
雨漏りするような天気ではなかったのです。
では「何で?」
表は気象庁HPからのデーター
この日明け方まで外気の湿度は100%と降水量こそ「ゼロ」ですが、蒸し暑い夜でした。
そして水蒸気のピークは午前9時ごろ
湿度は、80%ですが、水蒸気圧は31.9hpaと極めて高い数値を記録しています。
外気温は28.9℃ですが、露点温度は25.1℃という異常値を観測していました。
こんな気象条件で会場はエアコンで冷房されていたそうで、スポーツを想定した冷房と考えるとおそらく強めの冷房であったことが想像され結露が発生する条件になっていたと考えられます。
2019年ぐらいから過去の建築の概念や常識を超えた水蒸気量になってきていて、体育館などの大きな空間を持つ建物を冷房しようとすると、強力な冷房設備が
必要で、空間の中で温度ムラも大きくなり、「結露」の発生しやすいい環境になります。
この大量の水蒸気を含んだ外気から建物を保護できる方法は高い気密性能以外にはありえません。